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なつかし館蔵
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アイヌ

 

よっちゃんから伝えたいこと

よっちゃんから皆様にお伝えしたいこと

「世界で2番目においしい! よっちゃんの おやき」世界で一番おいしいのは、お客様の心の中にあります。それにはかなわないけれど、その次になりたい、そう思って提供させて戴いています。
少し、よっちゃんの話にお付き合いして下さい。私、よっちゃんこと本名「中野吉次」と言います。
昭和20年秋田県仙北市西木村(現在の西木町)と言う山奥で何十年も変わらない静かな村で生まれました。私が暮らしていた頃は、テレビも映らずラジオと言ってもほとんど聞こえない雑音だらけの隔離されたかのような村でしたので世の中の出来事も知らない少年時代を過ごしました。中学を卒業しみんながあこがれた東京へ当時の言葉で金の卵として集団列車で左官の修行に出ました。東京で1人前に早くなる為、一生懸命働き5年後、左官職人として日本各地を渡り、昭和44年頃、この釧路市に落ち着き、結婚し子供にも恵まれ、46年経ちました。この中で私の心に突き刺さってくる物たちが現れました。
それは、捨てられていたゴミたちです。今とは違い30年前位は、スクラップアンドビルドと言って古くなった建物や住宅を壊して新しいものに建て替える時代でした。
今まで長い年月に渡って私たちと共に活躍してきた物や道具たちが、まだ使えるのに古くさいとかプラスチックのような加工品に取って代わられゴミとして捨てられていくのが残念でしょうがない気持ちで一杯になりました。特に木製品は、大昔から使われ、私たちの生活を支えてくれた物たちです。
これらは、ゴミではなく、これからの大事な資料になる宝で道具のルーツだと思い、譲り受けたり、購入したりして収集するようになりました。
しかし、これらの収集したものを私1人のコレクションとして独占してはいけない、まして捨ててしまうことなんて出来やしない、だってこれらの宝物たちは、何十年も何百年もの間、大事に使われてきた宝物たちだからです。他人にたくすのではなく、だれかが、引き継がなくてはならない、それに私が選ばれたのだと思っています。
その為に、なつかし館「蔵」 をオープンさせたのです。これらの資料を多くの方に見ていただきたい、1人でも多くの子供たちに「残し」教え」「伝え」て行きたい、そう言う思いで作りました。
このなつかし館「蔵」に、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に子供たちが訪れてくれたら嬉しいです。

最後までお付き合いいただいてありがとうございました。
どうぞお近くのなつかし館蔵へ足をお運び下さい。本当にありがとうございました。

よしじ
 
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