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コロナウイルスに思うこと

皆さん、自粛や眼に見えないウイルスの影響でお疲れになっておられることと感じます。

このコロナウイルスについて私の思うことを話させて頂きます。


仏舎利塔の改修工事の縁もあり、私の大好きな本に中村水産の創業者中村小三治の生涯を描いた「炎の人」と言う本があり、その中で、小三治がセンポージの山の中で、高熱に倒れた話があります。倒れていた小三治を通りかかったアイヌの老人と若いメノコ()が助け、自分達の家に連れて帰り、小三治を寝かせて、その小三治の足首から爪先まで、べっとりと分厚い糊状のようなものをぐるぐるまきに塗ってくれました。


目を覚ました小三治にメノコがどろどろとした粥を口に入れてくれ、その後、小三治はまた、深い眠りにおちた。

朝になるとうそみたいに回復しました。


助けてくれたメノコに別れ際、その時に塗ってくれたものと食べたものは何かを訪ねた それは、「うばゆりの鱗茎」 をすりつぶしたものと、「ぎょうじゃにんにく」を混ぜたもので、塗ったものも食べたものも同じものと教えてもらった、


そしてこんな話を聞かされた

「ある日ねえ。戸外で犬の吠える声がして、出てみるとからだのちいさな母と娘が一夜の宿を乞いました。快く泊めてあげると、なにかふしぎな、おいしいものをこしらえ、ふるまってくれました。ちょうどそのとき、子供が熱を出して寝ていたところ、ではこれを塗ってあげなさいと、熱のある肌にべっとりとあてがい、その熱を吸い取りました。みんな寝てしまったら、母娘は、酋長の枕元に立ち、わたしは、うばゆりの神、娘はぎょうじゃにんにくの神である。わたしたちは人間が住む国の地表の、野や山いちめんの花を咲かせ、実をみのらせる。それを人間が用いないとただむなしく散るのみである。どうかみんなに知らせあい、いのちを養ってほしいと言って消えました」


こう言う伝説がコタンに残っていると言う話でした。


私は思うのです。


自然からの恵みを今一度見直してみてはいかがでしょうか、世界中のひとの食文化が変わって免疫力が落ちてしまったように思います。

今、コロナウイルスに打ち勝つには、自然から取り入れた免疫力を上げる食品が大切ではないかと思います。


わたしもアイヌ文化を後世に残すため釧路駅前と北大通りにアイヌのめずらしいものを展示しています。私がたまたま仏舎利塔の保存やアイヌ文化を残そうと取り組んでいることは、自然の恵みのものをもっと皆さんに食べてもらい、むかしのような食文化に戻りなさいと言われているような気がしています。


自然に生えている、ぎょうじゃにんにくはいかがでしょうか。

もっと自然に戻りましょう

そして免疫力を上げてコロナウイルスに負けないからだになりましょう。


ちょっとふざけているかもしれませんが、外国映画の吸血鬼ドラキュラも手下のコウモリもにんにくに弱いじゃないですか、きっとコロナウイルスもこうもりから出てきたと言われているウイルスだから、にんにくに弱いんじゃないだろうか、それなら日本人は、むかしから自然に生えているぎょうじゃにんにくが良いと私は感じています。

    よしじ

 
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